マテンロウスカイは上がり重視で軽快な動き
マテンロウスカイは上がり重視で軽快な動き

 30日にUAEのメイダン競馬場で行われるドバイワールドカップデーに向け、関西馬が20日、栗東トレセンで国内最終追い切りを敢行した。

 GⅠドバイターフ(芝1800メートル)に出走予定のマテンロウスカイ(セン5・松永幹)は坂路で上がり重点に追われて4ハロン54・6ー12・0秒と鋭い伸びを見せた。「上がり重点でいい動きでしたね。検疫厩舎は静かで落ち着きがあって思った以上にリラックスできています。充実して今は本当に状態がいい。相手が強いのでどこまでやれるかですね」と松永幹調教師。

 また、僚馬でGⅡ・UAEダービー(ダート1900メートル)に挑むバロンドール(牡3)は実戦でもコンビを組む横山典を背にウッド単走、ゆったりしたペースで感触を確かめる程度だったがキビキビとしたフットワークで数字(6ハロン93・3ー12・5秒)以上のスピード感だった。「ジョッキーが乗って確かめてもらう程度。先週シッカリやったので今週は時計を出さなかった。(状態は)変わらないと思います」と調教師。

超大型馬ドンフランキーも順調

 GⅠドバイゴールデンシャヒーン(ダート1200メートル)に出走予定のドンフランキー(牡5・斉藤崇)は団野(レースはC・デムーロ)が手綱を取ってウッド単走。道中から速いラップを刻んで最後もシッカリと追われて6ハロン81・1ー11・3秒をマーク。600キロ前後の超大型馬らしく力強い動きでフェブラリーS(9着)を叩いてグンと上向いてきた。「予定通りで動きは良かったですね。ドバイへ向けて特別なことはせずに普段通りの調整。今は606キロあるけど、輸送して普段と同じくらいの体重になると思います」と斉藤崇調教師は順調な調整ぶりをアピールした。

著者:東スポ競馬編集部