【マーチＳ・コメントのツボ】２頭出し萱野調教師が自信　キタノヴィジョン「仕掛けのタイミング次第で勝ち負けに」　キタノリューオー「賞金加算を成功させたい」

マーチステークス2024

［ＧⅢマーチステークス＝２０２４年３月２４日（日曜）中山競馬場、ダート１８００メートル］

美浦トレセン

　キタノを２頭出しする萱野調教師。揃って人気になりそうだ。「キタノヴィジョンは前走はしまいの脚は目立っていたが、展開に恵まれなかった。中間も調子落ちなく、稽古の動きはいい。中山は合っているし、仕掛けのタイミング次第では勝ち負けに持ち込めるはず」。もう１頭キタノリューオーも「前走後は放牧へ。体は緩んでいないし、中間にまたがったジョッキーも引き続き好感触をつかんでいる。ここ２走がなかなかの切れ味。きっちりと決めて賞金加算を成功させたい」と期待大。

　東海Ｓ４着からの巻き返しを狙うブライアンセンスは斎藤誠調教師が「先週しっかりやって仕上がりは上々。前走は不利があって位置取りを下げてしまったのが響いたけど、重賞でもやれる力は見せたね。位置を取りに行くような競馬で力を出し切ってくれれば」。

　ホウオウルバンは池上調教師が「昨年の夏に休んで以降は成績がもうひとつだが、叩き３戦目でハンデも重くないし、中山は得意。きっかけをつかみたい」と巻き返しを期す。

栗東トレセン

　仁川Ｓではしぶとい立ち回りで２着に好走したウェルカムニュース。最終追い切りを見届けた池江調教師は「集中して走っていたね。前走でも沈みそうなところから再加速。真面目に走れば」とエールを送った。

　佐賀記念では勝ち馬ノットゥルノには離されたものの、２着と気を吐いたキリンジ。佐々木調教師は「馬が完成の域に近づいてきた。５７キロのハンデも中山も大丈夫だよ」と自信をのぞかせた。

　同舞台の総武Ｓからの連勝を狙うゴールドハイアー。大久保調教師は「好調をキープできている。前走と同じような形で競馬できれば」と話す。

著者：東スポ競馬編集部