アンタレスステークス2024

[GⅢアンタレスステークス=2024年4月14日(日曜)4歳上、阪神競馬場・ダート1800メートル]

栗東トレセン

 ダートに転じてワンランク上の走りを見せるようになったヴィクティファルス。池添調教師は「1週前追い切りの時点でジョッキー騎乗で、楽な感じに速い時計が出ていましたからね。いい状態でレースに向かえそう。あとは当日落ち着いていれば」と話す。

 同じ池添厩舎では門司Sを勝ってここに挑むスレイマンも侮れない。「ブリンカーを着用してから安定して走れていますね。小回りで結果が出ていますが、阪神コースでも」とトレーナー。

巻き返し期すハギノアレグリアス
巻き返し期すハギノアレグリアス

 当地でGⅢシリウスSを勝っているハギノアレグリアス。前走のダイオライト記念3着について四位調教師は「前走は初めての長距離で若干、長かった感じがありましたね」と敗因を語る。「阪神千八は問題ないので、何とか賞金を加算できれば」と巻き返しを誓った。

 当レースと相性がいい名古屋城Sを勝ってここに臨むのがテーオードレフォン。梅田調教師は「前走はジョッキーがうまくスローに落としてくれたのもあったが、ラストで突き放したからね。時計以上に強かった。使った上積みも見込めるし、今は状態がすごくいい」と充実ぶりを強調する。

 当該コースのリステッド・ベテルギウスSで後のフェブラリーS勝ち馬ペプチドナイルと0秒4差(5着)の競馬をしているトウセツ。大井助手は「調教で時計が出ないのはいつものことですが、力強さが出てきていい雰囲気。前走は展開に泣かされたけど、この馬の持ち味である長く続くいい脚を生かせれば上位争いできていいと思っています」と大駆けを狙っている。

美浦トレセン

 当コースで3勝クラス(堺S)を追い込みVしているホウオウルーレット。栗田調教師は「状態はいいし、条件もベスト。勢いをつけるような競馬がいいと思う。ハマれば差し切る力がある。そういう展開になれば」と理想のパターンをイメージしていた。

著者:東スポ競馬編集部