キリッとした表情を見せたルージュエヴァイユ
キリッとした表情を見せたルージュエヴァイユ

大阪杯2024

[GⅠ大阪杯=2024年3月31日(日曜)阪神競馬場、芝内2000メートル]

 ルージュエヴァイユ(牝5・黒岩)は24日に栗東トレセンへ入厩。25日朝は時折、ピリピリするしぐさを見せていたが、トップクラスの牝馬らしく、品を感じさせるキリッとした表情だった。

「昨日、到着したばかりなので、気持ちテンションが高いですけど、今日中に落ち着くと思いますよ。前回は少し体に余裕があったかなと思うので、今週の追い切りで良くなればと思います」

 担当の荒川厩務員が確かな口調で説明する。2番人気の支持を集めたGⅡ京都記念は8着。プラス10キロの馬体増に加えて、少し時計のかかる当時の京都の馬場状態が合わなかったようだ。

「470キロを切るくらいでレースに出られれば。一瞬のキレはない馬ですけど、エンジンがかかると長く脚を使えますから」と同厩務員。昨秋のGⅡ府中牝馬S、GⅠエリザベス女王杯(ともに2着)で披露した脚を繰り出せれば、強豪牡馬相手にも楽しみはある。

著者:東スポ競馬編集部