(左から)日比野調教助手、荻野調教助手、吉田厩務員、池添謙一騎手、武英調教師
(左から)日比野調教助手、荻野調教助手、吉田厩務員、池添謙一騎手、武英調教師

 メイケイエール(牝6・武英)が27日、北海道・安平町のノーザンファームでの繁殖生活に備えるべく、栗東トレセンから退厩した。多くの報道陣が詰めかけるなか、馬運車へ。武英厩舎スタッフ一同を含めて、エールとの別れを惜しんだ。

「もう戻ってこないのかと思うと寂しいですが、無事に現役生活を終えられたのは何よりです。よく頑張ってくれました。今後はお母さんとして、いい子供を産んでほしいですね」と武英調教師は、ねぎらいの言葉をかけた。

 通算20戦7勝(重賞6勝)。GⅠ勝ちこそ果たせなかったが、多くのファンに鮮烈な記憶を焼きつけた名競走馬。希代の個性派・アイドルホースが今度は母として、〝第2の生活〟に入る。

著者:東スポ競馬編集部