皐月賞2024

[GⅠ皐月賞=2024年4月14日(日曜)3歳、中山競馬場、芝内2000メートル]

サンライズジパング(手前)は坂路で軽快な動きを見せた
サンライズジパング(手前)は坂路で軽快な動きを見せた

<栗東>若駒S(1着)以来となるサンライズジパングは坂路で菅原明を背にスマートルシーダ(古馬2勝クラス)との併せ馬。道中は4馬身ほど追走する形でスタートして残り1ハロンを過ぎたところで追い出しを開始。最後はビシッと追われて併入フィニッシュした。4ハロン50・4―12・2秒と好時計をマーク。右トモの違和感で弥生賞を回避した影響はなさそうだ。

「一頓挫あったけどケアして順調に立ち上げられました。ここまで53〜54秒台の追い切りを2本して下準備して臨みました。時計は出ていましたけど、もっと良くなりそうでこのひと追いで上向いてくると思います。ホープフルS(3着)のようにゲートから出して行ってもかかるところがなくてレースにいっても特別注文も付かないですから」と担当の平井助手もデキの良さに太鼓判を押した。

<美浦>GⅡスプリングS2着で皐月賞への出走権を獲得したアレグロブリランテは、横山和が騎乗して南ウッドで追い切りを消化。同厩ムメ(3歳未勝利)、ゴールデンリープ(同)を追走し、5ハロン65・4―36・5―11・2秒の好時計で最先着した。軽快な脚さばきが目を引き、前走後も好調子をがっちりキープしている印象だ。

 上原佑調教師は「前走がすごくいい状態だったのでそれ以上の上がり目はないかと思っていたが、さらに超える動きでジョッキーにもいい感触をつかんでもらえた。スタミナがかなりあるので距離が延びるのも好材料」と見通しを示した。

著者:東スポ競馬編集部