12着に終わったサリエラ
12着に終わったサリエラ

天皇賞春2024

[GⅠ天皇賞・春=2024年4月28日(日曜)4歳上、京都競馬場・芝外3200メートル]

 1953年レダ以来、71年ぶり史上2頭目の牝馬による天皇賞・春制覇に挑んだ3番人気サリエラ(牝5・国枝)だが、結果は12着惨敗に終わった。

 1枠スタートから1周目スタンド前で少し外めに出して、テーオーロイヤルを前に見る位置。ただ、やや力んだ走りとなったことが長丁場で影響したか、勝負どころで楽に上がっていったテーオーロイヤルとは対照的におっつけ気味に。

 直線はこれまで見せたしぶとい切れ味を一度も見せることなく、馬群に沈んだ。

 武豊は「いいところを取れたと思ったけど力んで走っていた。2周目の3コーナーからついていけなかった。1周半の競馬に慣れていないのもあったのかな」。自身が持つ天皇賞・春最多勝記録を更新する前人未踏の9勝目に挑んだジョッキーは首をひねった。

著者:東スポ競馬編集部