テーオーロイヤルが天皇賞春を制覇
テーオーロイヤルが天皇賞春を制覇

天皇賞春2024

[GⅠ天皇賞・春=2024年4月28日(日曜)4歳上、京都競馬場・芝外3200メートル]

 28日に京都競馬場で行われた第169回GⅠ天皇賞・春(芝外3200メートル)は、単勝1番人気のテーオーロイヤル(牡6・岡田)が完勝。好位外から楽な手応えで直線に向くと後続を寄せ付けずに2馬身差で初GⅠのゴールに飛び込んだ。勝ち時計3分14秒2(良)。2着に5番人気ブローザホーン、3着に6番人気ディープボンドが入った。

 なお、ハピは1周目のスタンド前を通過したあたりでスピードを緩め、そのまま競走を中止した。

 テーオーロイヤルに騎乗した菱田裕二は30回目の挑戦で、管理する岡田稲男調教師とともにうれしいJRA・GⅠ初勝利となった。

 これで3000メートル以上の重賞を3連勝で頂点を制した形のテーオーロイヤル。3着に泣いた一昨年の悔しさを晴らすとともに、今後は〝令和の長距離王〟として君臨していきそうだ。

 初タイトルに菱田は「今まで生きてきて一番うれしいです。後ろからは分からなかったので一生懸命追っていました。長いブランクがあってしんどかったと思うけど、よく成長してくれたと思います。すごい馬です」と相棒を絶賛した。

著者:東スポ競馬編集部