3月3日(日)に放送した日曜ビッグバラエティ「密着!JR24時 山手線から新幹線まで激レア(秘)映像大公開SP」。

「JR東日本」を密着取材!テレビ初公開となる裏側はもちろん、意外と知られていないことを深堀りし、国民的インフラを支える仕事人や、テレビ初公開となる衝撃の裏側をお届け。
子どもも大人もワクワクしながら楽しめる、超ド迫力のお仕事密着エンターテインメントです。

「テレ東プラス」では、「1分1秒を争う新宿駅の深夜工事…タイムリミット3時間の匠ワザ」を紹介!

【動画】タイムリミットは3時間!眠らない駅"新宿"深夜の大工事

2007年に「1日の乗降客数世界一」としてギネス世界記録にも認定された、巨大ターミナル"新宿駅"。1日の乗降客364万人、早朝から深夜までホームにはたくさんの人が行き交います。

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現在、「JR東日本」は東京圏の在来線でホームドア設置工事を推進中。山手線内で設置されていないのは、リニューアル中の渋谷駅と新宿駅の2駅のみです。

利用客の多い新宿駅に設置されていない理由は、ホームドアを載せられる構造になっていないホームが部分的にあるため。現在の新宿駅のホームが作られたのはおよそ60年前、1車両分の長さのホームドアを新設すると重さ2tほどの荷重がかかるため、それに耐えられる構造にしなければドアを乗せられないのです。

そんなハードルに立ち向かうべく、「JR東日本」は精鋭を集め、ホームドア設置のプロジェクトチームを結成!新宿駅ホームドア設置に向けたホームの改良工事に、カメラが密着しました。

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新宿駅には山手線を含め16もの番線と8つのホームがあります。現在進められているのは、古いホームを取り壊して地中深くに杭を打ち込み、全てのホームを補強する大工事。新宿駅を止めると他の駅にも多大に影響があるため、終電から始発までの3時間で工事を進めなければなりません。深夜0時32分、16番線から発車する終電を合図に「線路閉鎖」。列車が誤って工事エリアに入るのを防ぐ大事な手続きです。

ゲートを開けると、線路内に次々と工事車両が。

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線路でトラックが列を成すのは激レアな光景!これは線路と道路の両方を走れる「軌陸車」という車で、踏切から線路に入り、新宿駅のホームへ向かいます。

いよいよ工事スタート!この日はおよそ150人の作業スタッフが班に分かれ、複数のホームの工事を同時に進めます。

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現場をまとめるのは、統括責任者・三條さん(写真右)と協力会社の甲木さん(写真左)。
現場は想定外の事態の連続のため、三條さんが隅々まで目を光らせます。心強い相棒である甲木さんは、若手でありながら新宿ホームドア設置プロジェクトの現場監督を任されたスゴい人材。

ホームに新しい杭を打つには既設の杭などを撤去しなければなりませんが、残さなければいけないものも。その見極めが工事進捗の鍵を握っています。

工事終了まで残り2時間、ここでトラブルが!

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掘り返した床に穴が空いてしまいました。この下はお客さんが通る通路のため、甲木さんが急いで確認へ向かいます。
幸い通路への影響はありませんでしたが、他にも穴が空いていないか確認し、しっかり養生。工事期間中も昼間はお客さんがホームを利用するため、小さなミスも許されません。

一方、三條さんの元にも「支障物が出てきた」と緊急連絡が!

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現場の写真を見ると、杭を打つために掘り返した床に塩ビ管が。これを取り除かなければ杭が打てず、工事に大幅な遅れが出る可能性も。
「現時点ではどういうものか分からないので、過去の文献などを調べて適切に処置します」と三條さん。ミスが起こらないように、慎重に検討します。

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工事終了まで残り1時間のところで、ホームの復旧作業へ。三條さんによると、実はここからが最も神経を使う時間帯。足元が見えないほど混雑する新宿駅で、乗客が転倒しないよう安全なホームに戻すのが最重要課題なのです。

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薄い板を重ねてミリ単位で高さを調整し、土台を復旧。まさに職人技!

土台が完成したら、その上に厚手のコンパネを並べ、ホームのサイズに合わせてカット。

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さらに滑り止めのゴムマットで覆い、黄色い点字ブロックを敷きます。
始発まではあと僅か…果たして、掘り返したばかりのホームを元通りにできるのでしょうか!?

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