セルティックは16日、スコティッシュ・プレミアシップ第30節でセント・ジョンストンと対戦し3-1で勝利した。

2週間前に行われたハーツ戦でリーグ戦11試合ぶりの黒星を喫した2位セルティック(勝ち点68)が、9位のセント・ジョンストン(勝ち点28)をホームに迎えた一戦。

セルティックはこの試合、先週行われたスコティッシュカップでハットトリックを達成したFW前田大然、FW古橋享梧、MF岩田智輝がスタメン入り、負傷中のMF旗手怜央、DF小林友希はベンチ外となった。

セルティックは立ち上がりから攻勢を続けるが、集中した守りを見せるセント・ジョンストン守備陣を崩せず、決定機まで至らない状況が続く。

それでも、セルティックは26分にセットプレーから決定機。右CKのこぼれ球をボックス中央で拾ったカーター=ヴィッカーズが反転からシュートを放つと、ゴール右に逸れたボールを前田が冷静にコースを変えたが、これは相手DFがブロック。こぼれ球に素早く反応した前田は再びシュートを狙ったが、これもDFロビンソンのブロックに阻まれた。

さらにセルティックは35分、ボックス左でパスを受けたベルナルドが素早くゴール前へクロスを供給すると、飛び込んだ古橋が胸でゴールに押し込んだが、これはオフサイドの判定でゴールは取り消された。

先制点が遠いセルティックだったが、40分にスコアを動かす。右サイドからボックス右手前に切り込んだキューンのクロスをゴール前に抜け出した古橋が頭で流し込んだ。

古橋の今季15点目で先制したセルティックは、後半開始早々に追加点を奪う。46分、テイラーのロングパスでボックス左に抜け出した古橋の折り返しを逆サイドから走り込んだキューンがワンタッチでゴールに流し込んだ。

幸先良く追加点を奪ったセルティックは、52分にもオライリーのスルーパスでボックス内に侵入した古橋がクロスバー直撃のシュートを放つと、68分には途中出場のフォレストがゴールネットを揺らし、3点を奪取。

リードを広げたセルティックは、74分に古橋を下げてイダーをピッチへ。そして、ピッチを去る際には殊勲の日本人MFに対して、セルティック・パークに集まったホームサポーターから盛大なスタンディングオベーションが送られた。

その後、セルティックは81分にコナー・スミスのゴールでセント・ジョンストンに1点を返されたが、そのまま3-1でタイムアップ。古橋の1ゴール1アシストの活躍で快勝したセルティックが、暫定首位に浮上している。

セルティック 3-1 セント・ジョンストン
【セルティック】
古橋享梧(前40)
キューン(後1)
フォレスト(後23)
【セント・ジョンストン】
スミス(後36)