ドラマ『あんぱん』、ナメてる

NHK朝の連続小説『あんぱん』の放送が第2週目に突入し、史実とはかけ離れたご都合主義な展開に嫌気がさした視聴者もいるようだという。
同作は、不朽の名作『アンパンマン』を生み出したやなせたかしと妻・暢の夫婦をモデルにした物語で、4月9日に放送された第8話では、父・朝田結太郎(加瀬亮)の死で元気がない家族のために、主人公・のぶ(永瀬ゆずな)は「ヤムおじさん」こと屋村草吉(阿部サダヲ)にあんぱん作りの指南を仰ぐことに。
石屋を営む朝田家の面々は、パンを焼くための釜を石で作り、のぶの母・羽多子(江口のりこ)も家計のピンチを救うべくやる気満々。家族みんなで、パン生地を作るところから草吉に教えてもらうのだった…
これに芸能ライターは
「同作は、実在した人物をモデルにしていながら、オリジナル要素を多く入れているのが特徴です。嵩とのぶは幼馴染でもなんでもなく、史実では高知新聞社で出会った。朝田家がパン屋を開業したという事実もなく、ヤムおじさんは実在していない。これらはすべて脚本家・中園ミホ氏によるオリジナルなんです。そのため、視聴者からすると展開が“ご都合主義”だと感じやすいようで、X上では『#あんぱん反省会』が第2週目にして盛り上がりを見せています」
と話しており、実際に、ネット上では
《歴史に忠実でなくとも良いが、あまりにあんぱん出し過ぎの感》
《道具もある、石窯もあっという間に出来上がるってホントなんなん》
《このドラマ 石屋の仕事ナメてるなって思ってたら肝心要のパン屋の仕事までナメてた》
《あんぱん屋開店までに必要な資金はどうした? …等など、全て説明無しで、すっ飛ばしやがった》
などと戸惑う声が多くあがっている様子。
「3月31日放送の第1話では、世帯平均視聴率15.4%(関東地区、ビデオリサーチ調べ、以下同)を記録し、その後も15%台をキープ。徐々に不満は出てきているものの、“視聴者離れ”が起きるまでには至っていないようですね」(同)
『アンパンマン』ではなく、あんぱん自体が話の中心になっている同作。このままでは、あんぱん屋の娘と、そこから着想を得た漫画家の話になってしまうと「週刊実話WEB」が報じている。
編集者:いまトピ編集部