2025/7/23 14:18
岸田文雄前首相、最有力か

自民党内で石破茂首相(党総裁)の退陣要求が強まる中、政治評論家の田﨑史郎氏は7月22日の情報番組「ひるおび」(TBS系)で、「ポスト石破」候補として岸田文雄前首相の名前を挙げたという。
岸田氏の地元の広島ホームテレビも、中本隆志県連会長代理の話として、岸田氏の再登板が「最有力の選択ではないか」と伝えているとのこと。
岸田前首相は昨年、内閣支持率が下がって再選は難しいと判断し、9月の自民党総裁選への出馬を断念。スタジオ内からは再登板説に驚きの声が上がると田﨑氏は、
「そういう感じですよ。本人は意欲、聞く人は『ええ?』って感じじゃないですか」
と話していたという。
田﨑氏が指摘したように、岸田前首相が再登板に意欲を見せていることは、永田町では知られた話のようだ。
岸田前首相は昨年9月の自民党総裁選の決選投票で、高市早苗前経済安保担当相ではなく、石破首相で旧岸田派の票をまとめたことが、保守層から強い反発を受けているという。岸田前首相らの動きがなければ、1回目の投票で1位になった高市氏が、そのまま当選するとみられていたからだが、本人もそのことを気にしてか、自身が主体的に石破支持でまとめたわけではない、と弁明。
旧岸田派には総裁候補として林芳正官房長官がいるが、岸田前首相は林氏を後継として推すことには消極的といわれている様子。林氏が首相になれば、自身の再登板の芽が限りなくなくなるためだが、岸田前首相が再び首相になる可能性は低いため、誰を後継として推すのかが焦点となると「アサ芸プラス」が報じている。
編集者:いまトピ編集部