坂本勇人(36)を「評価していない」62試合、打率2割8厘、3本塁打、22打点
仮に柳を獲得できたとしても、年俸がBランクのため、巨人は人的補償を求められることが大いに想定される。プロテクトされるのは28人だが、FA入団選手や若手などがある程度優先されるだろう。どうしても漏れてしまう主力選手が出てくるのだ。
「巨人で幾度も繰り返された悪しき伝統ですが、近々でも18年オフに広島から丸佳浩(36)を獲得した際、プロテクトから外れた長野が人的補償で広島へと移籍し、幹部候補生を4年間も放り出す形となった。今オフにプロテクト漏れしそうなのは、近年、トレードの噂が絶えない小林誠司(36)、今季は出場56試合で打率が2割にも満たず、大幅な衰えを指摘される大城卓三(32)などが挙げられている」(巨人番記者)
いずれもが現在は3番手以降の捕手だが、そればかりかチームを震撼させるプロテクト漏れ候補者の名前が浮上しているという。
他でもない“チームの顔”坂本勇人(36)である。
「阿部監督が戦力としてはそれほど評価をしていないのです。生え抜きの2000本安打達成者で、将来の監督候補が流出すれば、伝統球団にとっては痛手ですが、いかんせん今シーズンの成績は62試合出場で打率2割8厘、3本塁打、22打点と、お話にならない。推定年俸5億円もオフには大幅ダウンが避けられず、半ば不良債権化しています。もっとも、坂本本人も慕っている長野への仕打ちを目の当たりにしているため危機感は強く、『もしそんなことになれば、俺はユニフォームを脱ぐかも』と周囲に漏らしているというのです。一連のFA、人的補償が落ち着くまで、本人も関係者も枕を高くして眠ることができない日々が続くでしょう」(球団OB)
坂本の流出危機もさることながら、阿部監督が抱えている問題は、それに代わる次代のGナインを育てきれていないことであろう。
「本来ならば先々のことを見据えた編成をしなければいけませんが、来年優勝しなければ後がないことに危機感を覚えているんです。背景には、今年亡くなった長嶋さんの自宅を弔問後、松井秀喜氏(51)が『ミスターとの約束がある』と監督就任への思いとも取れる発言をしたこと。阿部監督からすれば、監督のイスに座れる期間はそう長くはないと思わされてしまう。そのために、目先のことにしか対処できないのも無理からぬことですが‥‥」(球団OB)
来季を見据える阿部監督の慌ただしい動きはどんな展開を見せるのか。ストーブリーグの主役は、今オフも巨人のようだ、とアサ芸プラスが報じている。
編集者:いまトピ編集部

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