チーム絶不調、退団・引退が続出『計18人』

来年はチームが存続しているのか―。サポーターが戸惑う非常事態が起きているのは、JFLに所属するいわてグルージャ盛岡だ。
今季は1年でのJ3復帰と優勝を目標に掲げ、元日本代表でオランダやベルギーでプレーしたMF小林祐希や、J1屈指のゴールハンターで知られたFW藤本憲明が加入。「常勝軍団」鹿島アントラーズを支えたDF西大伍やMF中村充孝も先に所属していたことで、サッカーファンにはたまらない豪華なメンバーが勢ぞろい。「JFLの銀河系軍団」といっても過言ではなかった。
しかし、フタを開けてみれば、序盤から泥沼の6連敗を喫するなど、チームは絶不調。11月23日の最終節を残し、現在9位(16チーム中)まで盛り返したものの、J3復帰にはまったく手が届いていない。
「経験豊富なベテランと若手の融合をはかりたいところでしたが、最終盤まで噛み合わなかった。特に守備が崩壊し、失点47はリーグワースト。大量失点で何度もゲームを壊しています」(サッカーライター)
一方、攻撃面では藤本がJFLでも大暴れ。18ゴールをマークし、得点ランキングの首位に立っている。
そんなリーグ戦の真っただ中、10月下旬に西、11月上旬に中村が現役引退を発表。サポーターの間に寂しい気持ちが押し寄せたのもつかの間、それは始まりに過ぎなかった。今度は退団ラッシュが起きて、これまでに藤本や小林ら16人がチームを去ることが発表されたのだ。これであえなく「銀河系軍団」は瓦解することに…。
「異例の戦力整理は、来季に向けてテコ入れなのか、はたまた財政面の問題なのか。今のところ状況はわかっていません。ただ、新戦力は知名度のある選手ではなく、若手主体でチームを作り直すと見られています。Jリーグに復帰できれば、本拠地の改修計画が議論される予定でしたが、それも遠のいてしまいました」(前出・サッカーライター)
退団と引退ですでに計18人がいなくなり、来季の開幕戦にはいったい誰が残り、ピッチに立っているのだろうかとアサ芸プラスが報じた。
編集者:いまトピ編集部

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