2日午前の東京外国為替市場の円相場は、1ドル=151円台後半で取引された。

 午前10時現在は前日比34銭円安ドル高の1ドル=151円68〜70銭。ユーロは37銭円高ユーロ安の1ユーロ=162円86〜90銭。

 米国で1日発表された経済指標が市場予想を上回り、連邦準備制度理事会(FRB)による利下げが想定よりも遅れるとの見方が広がって長期金利が上昇。東京市場でも、日米金利差の拡大を材料視したドル買い円売りが優勢だった。

 市場では、1ドル=152円に迫ると政府・日銀が為替介入に踏み切る可能性が高まるとの警戒感が強く「神経質な取引が続きそうだ」(市場関係者)との声が出た。