10日の東京外国為替市場の円相場は1ドル=151円台後半で取引された。

 午後5時現在は前日比06銭円高ドル安の1ドル=151円84〜85銭。ユーロは03銭円高ユーロ安の1ユーロ=164円83〜87銭。

 前日の米長期金利低下を受け、日米の金利差縮小を意識した円買いドル売りが優勢となった。米国の金融政策に影響する米消費者物価指数(CPI)の発表を控えて、結果を見極めたいとする投資家が多く、積極的な取引は限られた。

 市場では「米CPIの結果次第では為替相場が大きく動く可能性がある」(外為ブローカー)との声が出ていた。