仙台市内の専門学校でこれから調理の道を歩む新入生が、料理の技術の向上を願う伝統儀式、「庖丁式」に出席しました。

仙台市青葉区の宮城調理製菓専門学校で行われた庖丁式には、今年度の新入生143人が出席しました。式では日本料理の教員が、巧みに縁起物のタイをさばいていきました。

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庖丁式は、調理師の資質の向上と技術の鍛錬、1年間の無事を願うもので、材料に一切手を触れず包丁と箸を使ってさばかれたタイがサクラの形に盛り付けられました。

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新入生:
「一切手を使わず、花の形まで作ることにすごく感動しました」
「見ている方々を大切にするという心構えを習得していきたいです」
宮城調理製菓専門学校教員 沼田仁さん:
「生徒の安全を願ってやっているので、手を切らないように、体調維持してもらいたい」

宮城調理製菓専門学校教員 沼田仁さん

式典に出席した新入生は、22日から包丁を使った実習を始めるということです。