訪れるべき場所がまだまだ尽きない京都の街の魅力を紹介する特集「」。今年も、ひとり、京都を歩くなら話を聞いておきたい人がいます。創刊から10年以上にわたり本誌連載「&Kyoto」を担当し、「京都さんぽ部」部長として街の旬なエリアやスポットを紹介してきた、現地在住ライター、コーディネーターの大和まこさんです。本誌の企画「ひとりで過ごす京都、10のこと」のテーマに合わせて、私的にすすめたいスポットを教えてくれました。

深い焙煎でキレのいいコーヒーが『ミエポンプ コーヒーショップ』の味。
『アクチュアル キョウト』から外を見れば、目に飛び込んでくるのは嵐電の姿。

叡電と嵐電、駅近のコーヒー処へ。

 叡電と嵐電、途中下車旅の休憩なら、各沿線のコーヒースタンドへ。

 叡電なら八幡前駅の『ミエポンプコーヒーショップ』。かつての人気店が、2023年に京都に帰ってきた。豆を買うのも、コーヒーをテイクアウトして味わうのもいい時間。

 嵐電の四条大宮駅から西へ5分。カフェ『アクチュアル キョウト』は目の前が線路のロケーションが新鮮。エイジングでまろやかに仕上げた自家焙煎コーヒーと共に眺めたい。

『ミエポンプ コーヒーショップ』京都市左京区岩倉三宅町33‒1 1階C 070‒8583‒4674 10時〜17時 不定休 営業日はInstagramで確認を。
『アクチュアル キョウト』京都市中京区壬生賀陽御所町20‒2 なし 10時〜18時 火休 コーヒー豆の販売も。


「京都さんぽ部」部長、ライター、コーディネーター。 大和 まこ

「京都さんぽ部」部長。ライター、コーディネーター。京都暮らしも、もはや25年目に。連載「&Kyoto」は2022年に100回目を迎えて継続中。京都の景色や、食べたもの、買ったものをInstagram()で発信している。

&Premium No. 124 Kyoto Solo Trip / やっぱり、ひとりでも京都。

京都の街を巡り歩くとき、なぜこんなにも心が浮き立つのでしょうか。風情ある神社仏閣や庭、精緻な工芸品を扱う店や美しい佇まいの町家に出合ったかと思えば、そのすぐそばには個性的なコーヒーショップや書店、ギャラリーや生活道具の新店が。長い歴史の中で脈々と息づいてきた伝統と、新しいカルチャー、そして〝ふだんの表情〞を、さらりと共存させる街、京都。今号は、ひとりでも楽しめる京都、そして、ひとりだからこそさらに楽しい京都を案内します。

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