2024年F1第2戦サウジアラビアGPのフリー走行1回目が行われ、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)がトップタイムをマークした。2番手はフェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)、3番手はセルジオ・ペレス(レッドブル)となっている。角田裕毅(RB)は16番手だった。

 先週末の開幕戦バーレーンGPに続き、このサウジアラビアGPもラマダンの関係で土曜日に決勝レースを行うことになっており、通常のグランプリよりも1日早い木曜日から走行が始まる。気温27度、路面温度41度というコンディションで、現地時間16時半にFP1がスタートした。

 ジェッダ・コーニッシュ・サーキットではまだ陽が出ており、FP1は明るい時間帯のセッションとなる。サウジアラビアGPに持ち込まれたタイヤはハードがC2、ミディアムがC3、ソフトがC4とバーレーンより1段階柔らかいコンパウンドだ。開始直後から全車がコースに出ており、半分以上のマシンがハードで、それ以外はミディアム。ランス・ストロール(アストンマーティン)は左のフロントタイヤをウォールにぶつけてしまい、その際パーツが外れてしまっていた。

 序盤はハード勢がタイムシートの上位につけ、ジョージ・ラッセル(メルセデス)、フェルスタッペン、シャルル・ルクレール(フェラーリ)らが1分30秒台のタイムで並ぶ。RBの2台はフロービズを塗りハードで走行しており、ダニエル・リカルドは12周走り1分31秒240で7番手、同じく12周走った角田は1分31秒526で11番手だ。

 セッション後半に入ると各車ソフトを投入し始め、ランド・ノリス(マクラーレン)が1分30秒424でトップに浮上。その後フェルスタッペンが1分30秒014をマークしたが、直後にラッセルが1分30秒011とフェルスタッペンよりも0.003秒速いタイムを記録した。フェルスタッペンは1分29秒659をマークし再度トップに立ったが、ターン13やその後の区間でエンジンの挙動がおかしいことなどを無線で報告していた。

 昨年のサウジアラビアGPを制したセルジオ・ペレス(レッドブル)もソフトに履き替え、1分29秒868をマークして2番手に上がった。だが他車よりも遅れてソフトを投入したフェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)が、1分29秒845とペレスを上回って2番手につける。

 終盤はロングランに取り組むマシンもおり、タイムシートのトップ3はフェルスタッペン、アロンソ、ペレスのままセッションは終了した。RBはハードでの走行を終えた後2台ともミディアムに履き替えており、リカルドが12番手、角田が16番手でこのセッションではソフトを履かなかった。同じくハースもソフトタイヤを履かずにFP1を終えている。