FC東京のDF森重真人(36)が28日、小平グラウンドでの練習後に取材に応じ、かつての“相棒”との再会を心待ちにした。次節は敵地で川崎との多摩川クラシコ(30日・U等々力)を戦う。その多摩川を挟んだライバルには、かつてFC東京で共闘したDF丸山祐市(34)が今季から加入。元相棒との対戦を前に「対戦は楽しみだし、負けたくない気持ちもある」と口にした。

 ただし、リーグ戦では18年以来U等々力で勝利がない。最後に勝利を挙げた敵地戦で得点も奪っていた、森重は「フロンターレは黄金時代があったなかで、本当に強かった時期に比べれば勝つチャンスもある。去年、(自身も)得点は取れていないので、このクラシコを機にいろんないい変化が起きていい方に転がる一戦にしたい」と言う。

 セットプレーでは丸山とバチバチの空中戦を演じる可能性もある。「試合中はしっかりと戦って、試合が終わってまたゆっくり話をしたいなって思う」。青赤の闘将は、川向こうのライバルクラブに渡った“元コンビ対決”に思いをはせた。