(11時50分現在)



S&P500先物      4,143.00(-7.00)

ナスダック100先物  13,459.00(-9.00)





米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は軟調、NYダウ先物は60ドル安。長期金利はやや持ち直し、本日の米株式市場は売り先行となりそうだ。





15日の主要3指数は反発。序盤は前日終値を下回って推移したが、終盤はプラスを維持し、ダウは47ドル高の33348ドルと小幅ながら上昇に転じた。この日発表されたNY連銀製造業景気指数の想定外の大幅悪化を受け、景気後退を懸念した売りが先行。ただ、連邦準備制度理事会(FRB)の引き締め長期化観測は一服し、長期金利の低下で買戻しが入り相場を支えた。もっとも、債務上限問題の不透明感により戻りは限定的だった。





本日は伸び悩みか。今晩のホームデポの決算発表で堅調さが示され、小売売上高がプラスに転じれば前日の景気後退への警戒はいったん収束。ただ、債務上限問題はホワイトハウスと議会の認識が一致せず、目先も進展がなければ買いづらい展開となりそうだ。また、設備稼働率が高止まりなら利上げ長期化への思惑により買いは抑制される見通し。FRB当局者によるインフレ抑止に向けたタカ派的な政策方針は引き続き買いを抑制する。