21日午前の東京市場でドル・円は軟調地合いとなり、151円22銭から150円26銭まで値を下げた。米連邦公開市場委員会(FOMC)は想定ほどタカ派的でなく、ドル売り基調に振れやすい。一方、日銀は今後の金融正常化に慎重で、円買いは抑制されている。

ここまでの取引レンジは、ドル・円は150円26銭から151円22銭、ユーロ・円は164円35銭から165円24銭、ユーロ・ドルは1.0920ドルから1.0938ドル。

【経済指標】

・日・2月貿易収支:-3794億円(予想:-7850億円、1月:-1兆7603億円)

・NZ・10-12月期GDP速報値:前年比-0.3%(予想:0.0%、7-9月期:-0.6%)

・豪・2月失業率:3.7%(予想:4.0%、1月:4.1%)

・豪・2月雇用者数増減:+11.65万人(予想:+4.00万人、1月:+0.05万人)

【要人発言】

・植田日銀総裁

「現在の経済・物価見通しを前提にすれば当面は緩和的な金融環境」

「賃金・物価の好循環の強まりは確認されてきている」

「政策変更に伴う短期金利の上昇は0.1%程度」

「保有ETFの処分、ある程度時間をかけて検討していきたい」