12日の東京市場でドル・円は底堅い。米連邦準備制度理事会(FRB)の引き締め的な政策の継続が見込まれ、ドル買い先行。日本の円安けん制で午前中に152円96銭まで下げる場面もあったが、ドル選好地合いは継続し、夕方にかけて153円38銭まで上昇した。

・ユーロ・円は164円40銭から163円61銭まで下落。

・ユーロ・ドルは1.0729ドルから1.0674ドルまで値を下げた。

・日経平均株価:始値39,722.02円、高値39,774.82円、安値39,457.73円、終値39,523.55円(前日比80.92円高)

・17時時点:ドル円153円20-30銭、ユーロ・円163円60-70銭

【要人発言】

・カザークス・ラトビア中銀総裁

「利下げの時期が近づいている」

「サプライズがなければ6月に利下げ」

・コテキ・ポーランド中銀総裁

「2025年はじめの利下げを予想」

・鈴木財務相

「足元の円安の要因、一概に申し上げるのは難しい」

「為替、国際収支、物価、市場センチメント、投機的な動きなどがある」

「マイナス金利修正、金利差縮小で円買いに振れる要因」

「行き過ぎた動きに対してはあらゆる手段を排除せず適切に対応」

「円安にはプラスとマイナス、双方の影響がある」

「財務官とも連絡を取り合い高い緊張感をもって注視」

【経済指標】

・日・2月鉱工業生産改定値:前月比-0.6%(速報値:-0.1%)

・英・2月鉱工業生産:前月比+1.1%(予想:0.0%、1月:-0.2%)

・英・2月貿易収支:-142.12億ポンド(予想:-145.00億ポンド、1月:-145.15億ポンド)

・独・3月消費者物価指数改定値:前年比+2.2%(予想:+2.2%、速報値:+2.2%)

・中・3月輸出:前年比-7.5%(予想:-1.9%、2月:+5.6%)

・中・3月輸入:前年比-1.9%(予想:+1.0%、2月:-8.2%)