17年の桜花賞を制したレーヌミノルの2番仔となるグローリアミノル(牡3、美浦・中舘英二厩舎)が、日曜中山5Rの3歳未勝利(芝1800m)でデビューする。

 グローリアミノルは父ブリックスアンドモルタル、母レーヌミノル、母の父ダイワメジャーの血統。母は17年の桜花賞、16年の小倉2歳Sの覇者。曾祖母のプリンセススキーは87年のラジオたんぱ杯3歳牝馬Sを制している。22年のセレクションセールで母を所有していた吉岡實オーナーが6600万円(税抜)で落札。昨年9月に吉岡オーナーが亡くなったため、妻の輝美さんの所有馬となっている。

 ここまでデビューは遅れたが、2月中旬から順調に攻めを消化してきた。Wコースでは5F65秒台、1F11秒台と上々の時計をマークして、良血馬らしい雰囲気を漂わせている。初仔で4歳のコットンキャンディが未出走なので、レーヌミノルの産駒が走るのは今回が初めて。経験馬相手のデビューとなる点は割引だが、「さすがはレーヌミノルの仔!」と思わせる走りを期待したい。