日本代表の森保一監督が、約1か月に渡る欧州視察を終えて、5月12日に帰国。成田空港で取材に応じた。

 第2次政権の初陣となった3月シリーズでは、セルティックで躍動するFW古橋亨梧とMF旗手怜央が、カタール・ワールドカップに続いて選外となったのが小さくない話題となった。

 指揮官は招集外にした理由について、「総合的な判断」としながらも、「リーグのレベル」に言及したため、同僚の前田大然が選ばれたことも相まって、スコットランドでは物議を醸した。
 
 そんななか、今回の視察でも、古橋、旗手、前田、岩田智輝、小林友希と日本人5選手がプレーするセルティックの試合に森保監督の姿がなかったため、スコットランドの一部メディアは憤慨。「軽んじられた」「見過ごされた」「日本が関係していないチャンピオンズリーグをより気にかけているのは残念。クラブにこれほど多くのタレントがいるのに、奇妙な話だ」などと報じていた。

 この点について、「スコットランドを視察をする時間はなかったのですか」と質問をすると、「行ってないです。コーチに行ってもらいました。手分けをしていたので」と回答。「名波(浩)コーチと前田(遼一)コーチがレンジャーズとのカップ戦の準決勝を見ています」と説明した。

 セルティックが宿敵レンジャーズを1−0で破ったスコティッシュカップ準決勝を両コーチが現地でチェックしていたとのこと。6月シリーズでは、セルティックから何人が招集されるか。

取材・文●江國森(サッカーダイジェストWeb編集部)

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