現地時間4月9日に開催されるチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝の第1レグで、レアル・マドリーとマンチェスター・シティが前者のホームで激突する。

 CLでは3シーズン連続での対戦となった同カード。21−22シーズンは準決勝でR・マドリーがシティを下し、決勝ではリバプールに勝って優勝。昨シーズンもまた準決勝での対戦となったが、今度はシティがR・マドリーを打ち負かし、決勝でインテルを倒してクラブ史上初のビッグイヤーを獲得している。

 いわば事実上の決勝戦との見方も少なくない同カードを前に、R・マドリーのDFアントニオ・リュディガーが決意を語った。スペイン紙『ムンド・デポルティボ』が伝えている。

 リュディガーは昨シーズンの第1レグで先発すると、相手エースのアーリング・ハーランドとの1対1で互角以上の勝負を繰り広げ、見事にノーゴールに封じてみせた。プレミアリーグの最多得点記録を塗り替えた“怪物”との約1年ぶりの再戦を前に、リュディガーは次のように語っている。

「彼(ハーランド)との戦いが本当に楽しみだ。ずっと夢に見てきた試合だからね。ただハーランドに限らず、シティには素晴らしい選手がたくさんいる。もちろん、彼は素晴らしいストライカーだ。この試合を楽しみにしているけど、どの試合も同じように重要だ」

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 20−21シーズンにチェルシーでCL制覇を経験しているリュディガーだが、R・マドリーの選手として迎えるCLは、特別な意味があるようだ。

「僕はこれまで所属してきたクラブに敬意を表している。素晴らしいクラブばかりだったが、それでもマドリーと比較することはできないと思う。マドリーは14度のチャンピオンズリーグ制覇を経験している。ここではつねに優勝が求められる。もちろんプレッシャーを感じるよ。ここまで来たら、最後まで戦い抜く気持ちが重要だ。とにかく勝つことが重要なんだよ」

 今シーズンはエデル・ミリトンが開幕戦で左膝前十字靭帯を断裂し、3月31日のアスレティック・ビルバオ戦で復帰したばかり。同じくダビド・アラバも、昨年12月にE・ミリトンと同じ箇所を負傷し、シーズン中の復帰は絶望的だ。そうした状況のなか、今シーズンはCBの要として活躍しているリュディガーは、自身の役割を明確にしている。

「ディフェンスリーダーとしてチームに安心感を与えなければならない。声を出し、チームに自信を与えることが重要だ」

 リュディガーを中心にシティの強力な攻撃陣を封じ込め、R・マドリーは昨シーズンの雪辱を果たせるか。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

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