引退が決まったテリオスベル
引退が決まったテリオスベル

 JRAは14日、クイーン賞(2022年)、ブリーダーズゴールドC(23年)とJpnⅢで2勝を挙げたテリオスベル(牝7・田島)が同日付で競走馬登録を抹消したことを発表した。今後は北海道・新ひだか町の野坂牧場で繁殖馬となる予定。

 同馬は父キズナ、母アーリースプリング(その父クロフネ)の血統。デビュー7戦目に初ダート(中山1200メートル)で初勝利を挙げると、砂の中〜長距離路線で頭角を現し、5歳の秋にオープン入り。決してテンが速くないタイプで、その後はすんなりと先手を奪えないレースも散見されたが、主戦・江田照男が道中から一気に動いて先団を確保するスタイルを確立し、個性派の牝馬として交流重賞路線をにぎわせた。

 通算成績41戦7勝、獲得賞金2億5193万円(付加賞含む)。3月6日のJpnⅡダイオライト記念(2着)がラストランとなった。

著者:東スポ競馬編集部