31日の中山11R・美浦S(4歳上3勝クラス、芝内2000メートル)は単勝1番人気のキングズパレス(牡5・戸田)が鮮やかな差し切り勝ちを収め、古馬オープン入りを決めた。勝ち時計は1分58秒7(良)。
道中は中団外につけると4角終盤に前にいた馬の進出に合わせてまくり、ポジションを前へ。直線では左にモタれるしぐさを見せながらも前で粘る2着コスモフリーゲンをクビ差で捕らえ切った。
鞍上の松岡は「気性的に1回使ってからの方がいいと思っていました。今日は返し馬から落ち着いていてレースまでのアプローチがうまくいったと思います。最後に(左へ)ササってしまったのでそのあたりが今後のポイントになるでしょう」とオープンでの戦いを見据えた。
本馬はきょうだいに18年のフィリーズレビューを制したリバティハイツらを持つ良血馬。その素質にたがわず、これまでもワープスピードやチャックネイトなど重賞級の相手と接戦を演じてきただけにオープン昇級後も期待がかかる。
著者:東スポ競馬編集部