ブライトン&ホーヴ・アルビオンの日本代表MF三笘薫が持ち味を発揮した。

14日に行われたプレミアリーグ第36節でアーセナルとアウェイで対戦したブライトン。いつもの左サイドではなく右サイドで先発した三笘は、30分過ぎから本来の左サイドに移った。

すると37分、味方のフィードに抜け出した三笘が得意の緩急を付けた一対一の仕掛けでDFベン・ホワイトを突破。ゴールライン際から完璧なプルバックを見せる。GKに触られてやや後ろに流れたボールに反応したMFフリオ・エンシソのダイレクトシュートは枠を捉え切れなかったものの、三笘の突破力が光る場面だった。

ブライトンの公式ツイッターもその直後、「なんて選手なんだ...。薫は数分前にベン・ホワイトを抜いてこの試合のベストチャンスを作ったが、フリオのシュートはわずかにバーを越えた」と三笘のドリブルに驚いていた。

ケガで離脱している日本代表DF冨安健洋のライバルでもあるイングランド代表DFベン・ホワイトすらも翻弄する三笘のテクニックには、ファンからも「ブラジル人選手のようだ」、「ホワイトが悪いってより三笘が凄すぎる」、「緩急がすごすぎる」、「止められない」と称賛が集まっていた。

ゴールやアシストは生まれなかったものの、突破や守備での貢献も光った三笘。チームの6位浮上に大きく貢献した。