春は卒入園に卒入学など、お祝い事がたくさん重なる時期。そんなときには家族や親戚が集まってお祝いする機会も多くなりますが、どのような料理を用意するかが悩みどころ。今回は、大人数でも対応できるメニューや春ならではの食材を使ったメニューなど、お祝いごはんにオススメのレシピを集めました。

こんにちは♪ キャラ弁・フラワーケーキ講師のよんぴよままです。

春は大人も子どももお祝い事が重なり、新生活もスタートする季節。みんなで集まってちょっと特別感や季節感のある料理を食べて、お祝いしたくなりますよね。人数も多くなれば量も品数も増えるので、準備が大変にならないように、ほどよく力を抜きつつ作れるような献立を考えると◎

今回は春のお祝いにぴったりの主食・主菜・副菜になるレシピをピックアップしました。味つけや具材など好みでアレンジもできるので、メニューを考えるヒントにしてみてください。

春のお祝い用オススメレシピ〜主食編〜

海鮮海苔巻き

お祝いメニューで定番なのはお寿司。さまざまなスタイルのお寿司がありますが、子どもも食べやすい海苔巻きは、手毬寿司のようにひとつひとつ形成しなくてもいいので、量産しやすいのがポイント。入れる具材も好みで調整しやすく、食べる人に合わせやすいですよね。

材料

酢飯、海苔、具材(まぐろ、サーモン、卵焼き、カニカマ、きゅうり、水菜)

※具材は巻きやすいように細長くカットしておきます。

作り方

① 巻きすに海苔をのせ、酢飯を均一に広げる。手前と両端にはぎりぎりまで酢飯をのせ、巻き終わり部分は1〜2cmのせないようにする。

② 具材を手前側の上にのせる。

③ 巻きすを使って手前からしっかり巻き、巻き終わりを下にしてしばらく置く。

④ 食べやすい幅にカット。

※酢飯は少ないと緩く崩れやすい仕上がりになるので、隙間なく広げるようにしましょう。

※カットするときは、その都度包丁の刃を布巾で拭き取ると切りやすくなります。

海苔巻きを作るのが苦手……という場合は、手巻きずしやちらし寿司なんかもイイですよね。我が家には魚のお刺身があまり得意ではない子がいますが、具材は焼き肉のタレで味つけしたお肉や生ハムなど、その子が好きな食べ物を使っています。サラダ巻きも好評ですよ。

ピザ

大人数でワイワイおしゃべりしながら食べるのにぴったりなのがピザ。お寿司同様、具材次第でさまざまな味にすることができ、栄養バランスもこれひとつで摂ることも可能。ど〜んとピザを用意しておけば、他にいろいろなメニューがなくてもいいくらい。子どもにお手伝いしてもらえる作業も多いので、作る工程も楽しめます。

材料(22〜24cm1枚)

(ピザ生地)

・強力粉……200g

・ドライイースト……3g(小さじ1)

・ぬるま湯(40℃前後)……120ml

・砂糖……小さじ1/2

・塩……小さじ1/2

・オリーブ油……大さじ1

(ピザソース 3〜4枚分)

・トマト缶……1缶

・にんにく……1片

・塩こしょう……適量

・乾燥ハーブ(バジル、オレガノなど)……お好みで

(トッピング)

チーズ、たまねぎ、ピーマン、ウインナー、卵、コーンなどお好みで

作り方

① 大きめのポリ袋にドライイースト、ぬるま湯、砂糖を入れてこぼれないように口を握ってふり混ぜる。

② 強力粉の半分と塩を加えてふって混ぜる。

③ 強力粉の残りとオリーブ油を加えて、ポリ袋の上から揉んでよく混ぜる。

④ 手のひらを使って押すようにしてよくこねる。

⑤ 15分くらいこねて、生地が袋からはがれるようになったら丸く形を整える。

⑥ 袋の上のほうを軽く縛り、そのまま温かい場所で30分ほど発酵させる。

※ポリ袋に入れることで手にくっつかず、子どもでもこねやすくなります。発酵もそのままできて洗い物や手間は最小限に済みます。袋に入れず台の上でこねるほうが力は入れやすいので、やりやすい方法でこねてください。

発酵している間にソースや具材の準備をしましょう!

ピザソースの作り方

① 耐熱ボウルに材料を全部入れて(にんにくはみじん切りにしてから)混ぜる。

② ラップはかけず、600W電子レンジで5分加熱し混ぜる。

③ 同じようにこれをあと2回する(合計3回加熱して混ぜる)。

※水分を飛ばすため、ラップはかけないで加熱します。好みでたまねぎのみじん切りを加えたり、味つけを調整したりしてみて。

仕上げ

① 倍の大きさになったら、空気を抜いて袋の上から伸ばす。

② 袋をはさみで切って片面をはがし、オーブンペーパーの上にひっくり返してのせる。

③ ピザソースを塗って具材をのせる。

④ 220℃に予熱をしたオーブンで20分程度焼く。

※2枚の分量でオーブンの鉄板に広げて四角いピザのしてもOK。

ふわふわで厚みのあるピザ生地なので食べ応えがあります。ソースや具材を変えていろんな味に作ってピザパーティにしても◎。生地から作る余裕がないときには市販のピザクラストが便利。トッピングして焼くだけで、焼きたてのピザが完成♪

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タコライス

準備が簡単だけど、彩りもよく、栄養バランスも摂れるオススメメニューがタコライス。ひき肉を炒めて味つけすれば、あとはレタスとトマトをカットするだけ。タコミート用のシーズニングミックスを使えば味つけも失敗なし!

材料(4人分)

・ひき肉……400g

・チーズ……80g

・トマト……1個

・レタス……5〜6枚

・タコシーズニングミックス……適量

・水……適量

・ごはん……茶碗4〜5杯分

※ひき肉は牛、豚、合挽きでもお好みのものでOK。

※シーズニングミックスや水の量はパッケージに記載された作り方に合わせて調整してください。

ひき肉の味つけはタコシーズニングミックスを使えば簡単でおいしいです♪ 辛さはほぼ感じないので、子どもでも食べられます。カルディやコストコで入手でき、最近では一般のスーパーでもときどき見かけるようになってきました。

自分で味つけするなら、チリパウダーをメインにほかのスパイスを足してみてください。

作り方

① ひき肉を炒め、出てきた油を捨てる。

② シーズニングミックスと水を加えて、水分がなくなるまで炒める。

③ トマトをサイコロ状に切る。

④ レタスを食べやすい大きさにちぎる。

⑤ ごはんをお皿に盛りつけ、レタス、トマト、チーズ、ひき肉をのせる。

大人はちょっと辛味をつけられるサルサソースをかけても◎。大きなお皿に盛りつけて取り分けてもいいですし、各自自分の分を仕上げてもイイですよ♪

我が家では、ごはんではなくトルティーヤで包むタコスをリクエストされることが多いのですが、こちらはまた違ったおいしさ。たくさんトルティーヤを焼くのは大変なので、余裕がないときにはコストコやカルディで市販のものを購入すれば、かなり準備は楽ちんに♪

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春のお祝い用オススメレシピ〜主菜・副菜編〜

ミートローフケーキ

肉ダネをオーブンで焼くミートローフは見栄えがするのに意外と簡単。マッシュポテトをクリームに見立てて、ケーキのようにデコレーションすれば、一気にお祝いの雰囲気が出ます。

材料(直径15cm 5号ケーキサイズ)

(ミートローフ)

・ひき肉……400g

・卵……5個

・たまねぎ……1個

・にんじん……50g

・いんげん……50g

・にんにく……1片

・薄力粉……小さじ1

・パン粉……大さじ3

・牛乳……大さじ2

・塩こしょう……適量

(マッシュポテト)

・じゃがいも……4個

・バター……30g

・牛乳……100〜150ml

(ソース)

・ケチャップ……大さじ3

・ウスターソース……大さじ3

(トッピング)

ミニトマト、水菜

ミートローフの作り方

① ケーキ型(底が抜けるタイプ)のひとまわり大きな四角い箱を、角をホッチキスで留めてオーブンペーパーで作る。

② 卵4個をゆでて殻をむく。

③ にんじんを5mm角のサイコロ状に切り、インゲンも同じ大きさに切る。にんにくはみじん切りにし、ゆで卵以外の材料と一緒に粘りが出るまで練る。

④ 型に③を1/3詰めて、ゆで卵を埋める。

⑤ 残りの③をゆで卵が隠れるように隙間なく詰める。

⑥ 200℃に予熱したオーブンで40分焼く。

※中まで火が通るよう、焼き時間は調整してください。

※オーブンペーパーの箱はケーキ型が入る耐熱容器があればそれでもOK。出てくる肉汁を受け止めるために使います。

マッシュポテトの作り方

① じゃがいもをゆでてしっかり潰す。

② バターと牛乳を加えて、弱火で焦げないように混ぜながら緩くとろみがつくまで加熱する。

 

ソースの作り方

オーブンペーパーの箱に溜まった肉汁と、ケチャップ、ウスターソースを混ぜる。

仕上げ

① 粗熱が取れたら型から外す。

② マッシュポテトをまわりに塗る。

③ 残ったマッシュポテトを絞り袋に入れて絞り出し、ミニトマトと水菜を飾る。

あとはソースをかけて召し上がれ♪

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キャベツチーズの豚肉包み

シャキシャキのキャベツと、とろ〜りチーズに豚肉のうまみもプラス。たっぷりキャベツも事前にレンチンですることで余分な水分が抜け、ぎゅっと巻きやすくなります。ぜひ春キャベツで作ってみて♪

材料(4人分)

・豚薄切り肉……12枚

・キャベツ……400g

・大葉……8枚

・スライスチーズ……4枚

・薄力粉……適量

・塩こしょう……適量

・砂糖……大さじ1

・しょう油……大さじ1

・水……50ml

作り方

① キャベツを太めの千切りにして耐熱容器に入れて、ふんわりとラップをかけて600W電子レンジで3分加熱。

② 豚肉を少しずつ重ねて3枚広げて塩こしょうをふり、大葉、半分に切ったスライスチーズの順にのせて、しっかり絞ったキャベツを手前に置く。

③ 手前から巻く。

④ 薄力粉をまぶしてからフライパンで焼く。

⑤ 全体に焼き目がついたら、砂糖、しょう油、水を加える。

⑥ 煮からめてから食べやすくカット。

※チーズが出ないように、豚肉の両端は閉じるようにして、しっかり薄力粉もまぶすようにしてください。

※中に火が通ってくると、すき間から多少のチーズが流れ出てしまうこともありますが、それも加わったおいしいソースになるので大丈夫!

※火の通りが悪い場合は水を入れたときに蓋をして蒸し焼きにしてみてください。

スティックチキン

鶏肉料理といえばから揚げが人気ですが、スティックチキンもオススメ。 コスパのいい鶏むね肉を使い、パセリ×ガーリックの間違いない組み合わせにしました。チーズ×ブラックペッパーなど、味つけはお好みでアレンジしやすいです。

材料(2〜3人分)

・鶏むね肉……1枚

・パセリ……15g

・ガーリックパウダー……小さじ1

・片栗粉……大さじ3

・薄力粉……大さじ3

・マヨネーズ……大さじ2

・塩こしょう……適量

・油……大さじ2

作り方

① 鶏むね肉を細長くカットする。

② ポリ袋に鶏むね肉、ガーリックパウダー、マヨネーズ、塩こしょうを入れて袋の上からよく揉み込む。

③ 刻んだパセリ、片栗粉、薄力粉を加えてよく混ぜる。

④ フライパンに油をいれ③をこんがりと焼く。

※多めの油で揚げ焼きにしています。

※パセリがくっつかないときは、ぎゅっと衣をつけるようにして、焼くときには固まってくるまであまり動かさずに焼くようにしてみて。

菜の花のベーコン巻き

菜の花は春を感じさせてくれる食材。シンプルにベーコンで巻いて焼きました。このままでもおいしいですが、粒マスタードを使って、パンチのあるピリッとしたソースも添えました。辛い味が苦手な方は、ベーコンの塩気やうまみが効いているので、ソースなしでどうぞ。

材料(2人分)

・菜の花……3本

・ベーコン……3枚

・乾燥スパゲッティ……2〜3本

・粒マスタード……大さじ1

・マヨネーズ……大さじ1

作り方

① 菜の花をベーコンの幅に切って塩ゆでし、冷水に浸してから水気をしっかり絞る。

② 菜の花をまとめてベーコンの上にのせ、手前からくるくる巻く。

③ 巻き終わりがはがれないように、乾燥スパゲッティを刺して止める。

④ フライパンでこんがり焼く。

⑤ 粒マスタードとマヨネーズを混ぜる。

⑥ 半分に切って、ソースを添えて盛りつける。

※菜の花は、蕾の部分が少し出るように置いて巻くと盛りつけるときにキレイ。茎と蕾を組み合わせてまとめるようにしましょう。

※乾燥スパゲッティは、水分を吸ってやわらかくなるので、そのまま一緒に違和感なく食べられます。

新たまねぎのスープ煮

甘味が強い新たまねぎが手に入ったらぜひ試してほいしいのが、丸ごと使ったレンチンでできるスープ煮。とろっとした食感と甘みで丸ごと1個ひとりでも食べれてしまいます。春ならではのおいしさです。

材料(2人分)

・新たまねぎ……2個

・ベーコン……40g

・とろけるチーズ……20g

・水……300ml

・コンソメの素……1個

・ケチャップ……小さじ1

・パセリ……適量

・ブラックペッパー……適量

作り方

① たまねぎに十字の切り込みを入れる。

② 耐熱容器に①、1cm幅に切ったベーコン、水、コンソメの素、ケチャップを入れてラップをふんわりかける。

③ 電子レンジ600Wで10分加熱する。

④ たまねぎがやわらかくなっていたらチーズをのせて、再度ラップをかけて2分追加で加熱。

※たまねぎの大きさによって火の通りも変わるため、加熱時間は調整してください。たくさん作りたい場合は大きめの耐熱ボウルで作るか、鍋で作ってください。

野菜たっぷり彩りサラダ

切って盛りつけるだけで作れてしまうサラダは、不足しがちな野菜がたくさん摂れて重宝する存在。赤、緑、黄色にオレンジと彩りもキレイで、食卓が華やかになります。特に紫色の食材が入るとおしゃれな印象になるので、特別感を出すのにはオススメ。肉や魚類、卵などをプラスすれば、主役級のおかずにも変身します。

カットした断面や形がキレイなものを取り入れたり、ワンポイントで飾り切りを入れてみると◎。ドレッシングによって味もガラッと変わるので、幅広い楽しみ方ができますよ♪

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定番のマカロニサラダやポテトサラダもイイですよね♪

まとめ

春はお祝い事が重なる季節です。そんなときにはお祝いの定番メニューや、みんなが大好きな鉄板メニューなどを取り入れつつ、準備が簡単なものを組み合わせてバランスを取って献立を考えてみてください。

春らしい食材で季節感を出すのもオススメなので、参考にしてみてくださいね♪

よんぴよまま
この記事の執筆者
よんぴよまま
男の子3人、女の子1人の母。 自宅にてフラワーケーキ、キャラ弁教室を主宰。 料理、クラフト作り、ラッピングなどものつくりが大好きです。 生活に役立つ情報を発信したいと思います♪
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