2024年F1日本GPの金曜、ホンダ&レッドブル育成の岩佐歩夢は、RBのダニエル・リカルドのマシンに乗り、F1公式セッションでの初走行に臨み、フリー走行1で16番手タイムを記録した。

 レーシングディレクターのアラン・パーメインは、岩佐について、次のように語った。

「今朝、歩夢がダニエルの代わりにマシンに乗った。彼は我々のために完璧な仕事をしてくれた」

「彼は良い走りをし、速さを示し、優れたフィードバックを提供してくれた。歩夢はスタンダードのフロアを使い、(角田)裕毅のマシンには新型フロアを装着した。それによって比較を行い、非常に正確な評価を得ることができたので、とても良かったと思う」

「新型フロアには満足している。予想どおりの結果をもたらしており、土日は2台で使用する予定だ」

■岩佐歩夢(ビザ・キャッシュアップRBフォーミュラ1チーム)
フリー走行1=16番手(1分32秒103:ソフトタイヤ/22周)

 鈴鹿は何度も走ったことがありますが、F1カーでの走行は、これまでとは全く違うもので、特別で素晴らしいフィーリングでした。プッシュできる能力がはるかに大きく、マシンの限界がはるかに高いのです。

 今後に向けて良い経験ができました。この機会に感謝しています。レッドブル、ホンダ、そしてRBの全員への感謝の気持ちでいっぱいです。RBのチームの皆は、僕がホスピタリティに足を踏み入れた瞬間から、歓迎されていると感じさせてくれました。

 今日は何の問題もなく、すぐにマシンから良い感触を得ることができました。そのため、予想していたよりもはやくペースを上げていくことができたので良かったです。それから、セッションを通して、チームと一緒に良い進歩を遂げることができたと思います。

 今日の一番の目標は、チームのためにできるだけ多くのデータを収集することでした。つまり、たくさんの周回を走ることが重要であり、あまりプッシュするべきではありませんでした。この週末のためにチームが良いデータを得られたことを願っています。

 終盤、2セット目のタイヤで、ペースを上げて、鈴鹿サーキットをF1マシンで走る感覚を味わいました。

 今日はすべての目標を達成することができたと思います。週末の残りの時間は、チームのなかでさらに経験を積みよう努めます。

 今日走ったことで、今後もプッシュし続けようというモチベーションがより一層高まりました。