19日のニューヨーク外為市場でドル・円は、138円67銭まで上昇後、137円43銭まで反落し、137円95銭で引けた。

パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長は「信用ストレスを受けて想定していた程高く金利を引き上げる必要がないかもしれない」と慎重な見解を示したほか、債務上限交渉が中断されたため、債務不履行懸念が再燃、6月連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げ観測が後退しドル売りが優勢となった。また、リスク回避の円買いが強まった。



ユーロ・ドルは、1.0782ドルまで下落し、1.0829ドルまで上昇し、1.0806ドルで引けた。欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁が金利を持続的に高い水準で推移する必要があるとの考えを示し、ユーロ買いが優勢となった。ユーロ・円は149円80銭まで上昇後、148円72銭まで反落。日欧金利差拡大観測を受けたユーロ買いが優勢となったのち、リスク回避の円買いに押された。ポンド・ドルは、1.2421ドルへ下落後、1.2484ドルまで上昇した。ドル・スイスは、0.9032フランから0.8975フランまで下落。