25日のドル・円は、東京市場では151円45銭から151円05銭まで下落。欧米市場では151円13銭まで売られた後、一時151円54銭まで反発し、151円41銭で取引終了。本日26日のドル・円は主に151円台で推移か。米長期金利の反発を受けてドルは下げ渋る可能性がある。



25日の米国債市場で債券利回りが強い動きを見せた。この日発表された米経済指標は予想を下回ったものの、インフレ緩和のペースは加速していないため、6月利下げの確率はやや低下。米連邦準備制度理事会のクック理事が「雇用と物価を巡る目標の達成に向けたリスクは、良好な均衡に移行しつつある」と述べたこと、シカゴ地区連銀のグールズビー総裁は「住宅インフレの持続には驚かされ続けている」との見方を伝えたことが債券利回りの低下を阻んだようだ。米金融当局は利下げを急ぐ必要はないと判断しており、彼らはインフレ緩和のペースを注意深く観察することになりそうだ。