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 先日にバイエルン・ミュンヘンへの復帰が発表されたカール=ハインツ・ルメニゲ氏は、デュッセルドルフにて開催されたスポーツフェア『SpoBis』にてインタビューに応じ、そこで改めて自身がサポートしていくことになる競技部門について、サリハミジッチ氏の後任人事を「迅速に」行なっていく考えを明らかにした。これは月曜日にウリ・へーネス名誉会長が、キッカーに対して話した内容とは真逆の見解であり、へーネス氏はおそくとも年内と時間をかけていく考えを示唆している。

 さらにルメニゲ氏はここで、外国人を登用することについて明確に否定。その背景として「私がこれまで外国人のコーチがいたときに気づいたことだが、たとえ完璧なドイツ語を話せなくとも大した問題が生じることはないものの、人々に関してはその限りではなかったんだ。だから海外にももちろん優秀な人材はいるのだが、ドイツに集中することのほうが得策と見ている」と説明。

 ちなみに2年前にCEOを退いて以来となる、今回の復帰ということになるのだが、落ち着いた日々から再び抜け出すことへの抵抗はなかったのだろうか?「ウリ・へーネスがもつ、あの真っ直ぐな子犬のような瞳に見つめられてしまうとね、そこでノーなんて口にするのは難しいものだよ」と笑顔をみせながらコメント。「ただ妻については少し説得する必要はあったがね。ただ彼女もまたこのことを理解してくれたんだ」と言葉を続けた。

投資プラン否決は「セントラルマーケティングへの非難」

 その一方でルメニゲ氏は先日、ドイツサッカーリーグ機構の投資プランについて否決された件についても言及。「16クラブがセントラルマーケティングを非難した」との見解を示し、「このように結束力に欠ける以上、我々は我々でやらなくてはいけなくなってしまう」と指摘。「1部と2部の分裂を望んではいないが、それを否定することもできないだろう。なぜなら今回はそれほどのレベルの高さをもったオファーだったのだから」と苦言を呈している。