ブライトンのロベルト・デ・ゼルビ監督が、現地時間2月28日のウォルバーハンプトン戦(FAカップ5回戦)を前に、記者会見に出席。直近のエバートン戦を欠場した三笘薫について、「腰の怪我のせいでエバートン戦に出場できなかった。これは重要な問題だ。あと2、3か月はかかり、シーズンは終わったと思う」と伝えた。

 ブライトン、そして3月と6月にワールドカップ予選を控える日本代表に、とてつもなく大きな衝撃が走るなか、韓国メディアも続々反応。『MK Sports』は「日本サッカーのホープ三笘、腰痛で今季絶望...日本代表+ブライトンが緊急事態!」と大々的に伝えている。

「リハビリ期間は最低でも2か月から3か月はかかると見られており、今シーズンの残り試合への出場は難しくなった。日本代表にも、彼が所属するブライトンにも非常灯が灯った」

 同メディアはそのうえで「三笘は現在、現役日本人選手の中で久保建英と並んで最も高い評価を得ている事実上のエースだ」と説明。いかに痛手かを知らしめた。
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「最近の活躍は眩しかった。昨シーズンはブライトンで41試合に出場し、10ゴール・8アシスト。怪我をするまでの今シーズンも好調だった。攻撃ポイントは減ったものの、影響力は健在で、攻撃を牽引していた。ブライトンは重要なFAカップでの戦いを前に、攻撃のエースが離脱したのだから、非常に痛い。

 日本代表から見れば、状況はさらに悪い。3月に北中米ワールドカップ・アジア2次予選の第3戦、第4戦で北朝鮮と対戦するのだ。平壌でのアウェーゲームを控えており、難敵を前に戦力ダウンは避けられない」

 また、ウォルバーハンプトン戦で期待された日韓逸材対決にも言及。「当然、ファン・ヒチャンとの韓日戦も中止となった」と補足した。

「ブライトンは28日、FAカップのラウンド16で、ファン・ヒチャンが所属するウルブスと対戦する。この試合は、ファン・ヒチャンと三笘、つまり韓国対日本として注目されたが、三笘のシーズンアウトにより、2人の対戦は実現しない」

 日本代表エースの1日も早い復帰を願うばかりだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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