遠藤航を擁するリバプールのユルゲン・クロップ監督が、3月31日にプレミアリーグ第30節で対戦するブライトンについて語った。クラブ公式サイトが、当日のマッチデープログラムに掲載したコメントを紹介している。

 ブライトンは昨季途中、チェルシーに引き抜かれたグレアム・ポッターの後任として、新進気鋭のロベルト・デ・ゼルビを新監督に迎えると、快進撃を見せ、クラブ史上初のヨーロッパリーグ出場権を獲得。しかし、今季は慣れない過密スケジュールの影響もあって、三笘薫ら中心選手の負傷が相次ぎ、現在9位に甘んじている。とはいえ、そのアグレッシブな戦いぶりは高く評価されている。

 リバプールは10月の第8節で相まみえ、2−2のドローに終わったなか、クロップ監督は「控えめに言っても、決して油断できない相手」と表現。難敵に警戒心を強めた。

「ロベルト・デ・ゼルビの下、ブライトンは我々に適切なテストを与える方法を知っている。私はこれ以上ないほどリスペクトをしている。フットボールを愛するなら、デ・ゼルビのもとでブライトンがプレーするフットボールを賞賛しなければならないと以前言ったが、全くその通りだ。

 前回の対戦は10月で、どちらに転んでもおかしくない試合だった。立ち上がりは苦しんだが、その後に盛り返し、逆転に成功した。でも、試合はオープンなままで、ブライトンに同点ゴールを決められてしまった。複雑な心境の1日だった。はっきりしているのは、試合が本当に、本当に激しかった点だ。今日も同じような展開を期待したい」
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 代表ウィークによる中断直前には、FAカップ準々決勝でマンチェスター・ユナイテッドと死闘を繰り広げ、3−4で敗北を喫した。タイトル獲得の可能性が1つ消滅してしまったが、今季限りでアンフィールドを離れる闘将は「どれだけ自分たちが超難関を潜り抜けてきたかを思い起こさせるものでもあった」と前を向く。

「試合に負けるのは決して良い経験ではない。だからこそ、敗北を避けるために、できる全ての対処をする。プロフットボールにおいては職業病のようなもので、そのような経験をした際はモチベーションを上げなければならない。最高の形で逆襲したい」

 リバプールはホームサポーターの前でブライトンを破り、ユナイテッド戦のショックを払拭できるか。リーグ優勝争いを繰り広げるなかで、決して落とせない一戦だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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