ダービー卿チャレンジトロフィー2024

[GⅢダービー卿チャレンジトロフィー=2024年3月30日(土曜)4歳上、ハンデ、中山競馬場・芝外1600メートル]

 舘林(美浦南)去年は推奨馬の1頭に挙げたインダストリアが勝ってくれたが…。

 山河(美浦坂路)56キロだったハンデが今年は58キロのトップハンデに。臨戦過程も中7週から5か月ぶりに。よほど好仕上がりでないと厳しいでしょう。

 舘林 半マイルからとはいえ上々の時計をマークしたので評価はAだ。ただ、ラストの反応は本当に良かったころに比べると物足りない。ということで一番手評価はパラレルヴィジョンだ。2か月半ぶりと、間隔は多少空いたが調整過程は順調そのもの。機敏さにあふれるフットワークからも、馬も本当に良くなっているぞ。

活気ある動きを見せたパラレルヴィジョン(左)
活気ある動きを見せたパラレルヴィジョン(左)

 山河 ハンデ57キロも手頃ですね。ただし、恵まれたのは唯一のGⅠ馬ながら56キロのドルチェモアですね。

 舘林 当週はサラッと流した程度だが、1週前が僚馬2頭を目標にしたハード追いで1ハロン10・7秒を叩き出した。美浦に転厩してからでは一番の雰囲気だし、一発があっても不思議はないな。

 山河 ラスト11・1秒を馬なりでマークしてきたキミワクイーンも不気味ですが?

 舘林 本線は先週の高松宮記念だったからな。もちろん除外は織り込み済みの調整で1週スライドの影響はなさそうだ。あとはマイルの距離がどうかだろう。

 山河 坂路ではエエヤンを挙げておきます。稽古駆けするタイプですが、重い馬場を苦にせず伸びたように状態は高いレベルで安定しています。

叩いて良化確実のアスクコンナモンダ(左)
叩いて良化確実のアスクコンナモンダ(左)

 松浪(栗東トラック)こっちではアスクコンナモンダが良かったぞ。1ハロン11・4秒の数字が示すようにフットワークは切れっ切れ。前走の東京新聞杯を使ってグンと調子を上げてきたのは間違いない。

 清水(栗東坂路)ディオは中2週続きで再度の中山遠征。ということで最終追いは流した程度ですが、それでも軽快な動きと馬体の張りが目を引きました。上積みはなくとも、好調キープは確かですね。

 舘林 セッションはいつものように好時計をマークだな。

 清水 僚馬に脚色こそ見劣りましたが、力のいる馬場状態を考慮すれば割り引く必要はないですね。攻め駆けするタイプとはいえ51・5秒をマークなら合格点です。やはり51・7秒を叩き出したラインベックも叩いての上積みは確かです。

※3月27日午前9時現在(変更・修正の可能性あり)
※3月27日午前9時現在(変更・修正の可能性あり)

著者:東スポ競馬編集部