ステレンボッシュが桜の女王に!
ステレンボッシュが桜の女王に!

桜花賞2024

[GⅠ桜花賞=2024年4月7日(日曜)3歳牝、阪神競馬場・芝外1600メートル]

 7日、阪神競馬場で行われた桜花賞(芝外1600メートル)は2番人気ステレンボッシュ(国枝)が直線力強く抜け出して快勝。阪神JF2着のリベンジを果たして見事に1冠目を手にした。勝ち時計1分32秒2(良)。

 終わってみれば阪神JF1、2着馬が再びワンツーフィニッシュを決めたが、その順位は4か月前と入れ替わった。2歳女王アスコリピチェーノを最大のライバルとして警戒したか、ステレンボッシュ=モレイラは道中アスコリをマークする位置取り。阪神JFとは逆に直線入り口ではアスコリより先に前に出ると、そのまま2着以下を振り切ってゴールに飛び込んだ。

 今回の来日初週でいきなりGⅠ制覇を決めた〝マジックマン〟モレイラは「パドックに乗ってすごくいい感じがしていましたし、返し馬もレース前も落ち着いていてプロフェッショナルな雰囲気でした」とパートナーの第一印象を振り返った。「ゲートはあまり速くなかったけど、満足いくポジションだったし、いい手応えで素晴らしい脚を使ってくれました。余裕があって強い勝ち方でした」と評価し、「道中もリラックスして走れていたし、距離が延びても問題ないと思います」と2冠=オークス制覇もはっきりと視界にとらえていた。

著者:東スポ競馬編集部