ユメノホノオ(高知県競馬組合提供)
ユメノホノオ(高知県競馬組合提供)

二十四万石賞2024

[二十四万石賞=2024年4月14日(日曜)高知競馬場、ダート1900メートル]

 14日、令和6年度高知競馬最初の重賞となる第40回二十四万石賞(4歳上、ダート1900メートル、1着賞金1000万円)が行われる。

 昨年高知3歳3冠馬に輝きその余勢をかって暮れの高知県知事賞も快勝。2023年を9戦全勝で駆け抜け年度代表馬に選出されたユメノホノオが、ここから4歳イヤーをスタートする。その県知事賞は初の2400メートルをものともせず、居並ぶ強豪古馬相手に堂々たるレースぶり。2週目の向正面で一気にポジションを上げ3角過ぎに先頭にたつと、直線で前年の覇者ガルボマンボとの壮絶な叩き合いを制し見事勝利を飾っている。今回の鞍上は引き続き吉原寛人。コンビを組めば10戦10勝の名手が手綱を取るのも心強い。しかも条件は過去2戦2勝の1900メートル。約3か月半ぶりの実戦でも死角は見当たらない。 

 最大のライバルはそのガルボマンボ。近3走は振るわないが、昨年の当レースを含み高知で重賞6勝を挙げる実績馬だ。3歳時(2022年)には高知優駿を制した後、次走挑んだ大井・ジャパンダートダービーで後のJRA重賞勝ち馬セキフウに先着(9着)しているのだから、ここに入れば実力上位は揺るがない。逆転まであっても驚けない。

 他には2月のだるま夕日賞をガルボマンボ(4着)に0秒6先着し快勝したモダスオペランディも有力だ。前走のJpnⅢ黒船賞でも首位から0秒8差6着に健闘。ここで重賞4勝目を狙う。

 穴っぽいところでは、逃げればしぶといデシジョンもだるま夕日賞で3着。近5走〈3・1・1・0〉と近況の良さも買い材料だ。こちらもマークは外さない方がいい。

著者:東スポ競馬編集部