充実一途のテーオーロイヤルが長距離王へ
充実一途のテーオーロイヤルが長距離王へ

天皇賞・春2024

[GⅠ天皇賞・春=2024年4月28日(日曜)4歳上、京都競馬場・芝外3200メートル]

 テーオーロイヤル(牡6・岡田)は芝3000メートル以上の距離で5戦3勝。2、3着がそれぞれ1回と、大きく崩れたことが一度もない。今回はGⅢダイヤモンドS、GⅡ阪神大賞典と連勝して駒を進めてきた。同年の阪神大賞典勝ち馬(3月に施行されるようになった1987年以降)による天皇賞・春制覇は過去12回。今度も、好勝負が見込まれる。

「前回はこちらのイメージ以上の強い内容で走ってくれました。この馬の最大の強みはスタミナと操縦性。(初の京都になるが)乗りやすい馬なので、特にコース形態は気にしなくていいのかなと思います」

 栗原助手が胸を張る。大一番を前に、仕上がりも文句なし。22日早朝は、馬房からハツラツとした表情を見せていた。

「前回の状態がすごく良かったのですが、さらに良くなったかなと。普段の様子に活気があって、キビキビとしています」と万全の態勢を強調した。

著者:東スポ競馬編集部