アストンマーティンF1チームは、フェルナンド・アロンソと新たに複数年契約で合意したことを発表。アロンソは2026年までチームに残留することとなった。

 2024年シーズンが開幕したばかりのF1だが、既に来季以降に向けた移籍市場は賑わいを見せている。そんな中、今年43歳を迎える大ベテランのアロンソは、ルイス・ハミルトンのフェラーリ移籍によって空く2025年のメルセデスのシートに収まるのではないかとも噂されており、注目のドライバーのひとりであった。

 しかしアロンソはアストンマーティンと契約延長。契約最終年となる2026年は、レギュレーション大変革の年である上に、F1“復帰”を果たすホンダとアストンマーティンとのパートナーシップが開始される年だ。

 アロンソはマクラーレン時代の2015年〜2017年にホンダ製パワーユニット(PU)を搭載したマシンで走ったが、その際は戦闘力不足により両者の間に緊張が走ったこともあった。しかし、ホンダはその後レッドブルを手を組んでタイトルを獲得……今もHRC(ホンダ・レーシング)からの技術支援という名の下、“ホンダRBPT”のバッジネームが付けられたホンダ製PUが、F1を席巻するレッドブルを支えている。そして2026年、そんなホンダはアロンソと再び手を組むことになる。