4連勝中のビッグシーザーは3着に敗れ連勝ストップ

葵ステークス2023

[GⅢ葵ステークス=2023年5月27日(土曜)3歳、京都競馬場・芝1200メートル]

 単勝1・7倍と圧倒的1番人気に支持されたビッグシーザー(牡・西園正)は3着に敗れた。

 好スタートを切って先行集団に取りつくと、道中はラチ沿いをロスなく追走。直線に入ってすんなりと進路を確保し、逃げるモズメイメイを捕らえにかかったものの、勝ち馬の勢いは止まらず。ゴール直前では自身の真後ろから迫ってきたルガルにもかわされ、未勝利戦からの連勝は4で止まった。

 鞍上の幸は「勝ち馬をマークしながら運んで、直線を向いた瞬間は捕らえられるかと思ったけど、思った以上に勝ち馬が強かったです。いい状態で出られましたが、中身はもっとパワーアップできそう。これからが楽しみです」と前を向いた。

 今回は悔しい敗戦となったが、芝内6ハロンの勝ち時計=1分07秒1(良)は新装京都競馬場における最速タイムを0秒6も更新する高速決着。そこから0秒1差と決して悲観すべき内容ではなかっただけに、敗戦を糧に今後もスプリント路線での活躍を期待したい。

著者:東スポ競馬編集部