馬なりながら抜群の反応を見せたソールオリエンス(左)
馬なりながら抜群の反応を見せたソールオリエンス(左)

大阪杯2024

[GⅠ大阪杯=2024年3月31日(日曜)阪神競馬場、芝内2000メートル]

<美浦>昨年の皐月賞馬ソールオリエンスは、嶋田(レースは横山武)を背に南ウッドでドゥラモンド(古馬3勝クラス)、コンテソレーラ(3歳未勝利)との3頭併せを敢行。道中は僚馬を大きく追走するとラスト1ハロンは馬なりで11・2秒(6ハロン81・1秒)をマーク。軽やかなフットワークが実に好印象だ。

 ソールオリエンスとタスティエーラが有馬記念で着外に敗れ、菊花賞ドゥレッツァが金鯱賞でプログノーシスに5馬身差の完敗で巻き起こった“現4歳牡馬不作論”。しかし昨年のクラシックでは皐月賞制覇を筆頭にダービー2着、菊花賞3着と安定感を見せてきた。前走・中山記念の戦前には指揮官も「本質は千八から二千の方がいいと思う」と指摘していただけに得意の右回り二千での逆襲に期待がかかる。

著者:東スポ競馬編集部