2024JRAブリーズアップセールが23日、中山競馬場で行われた。同セールは2歳馬の調教セールで、今年で20回目。現地での競りとオンラインビッド(インターネットを利用しての入札)の2本立てで入札された。

トウカイライフの22
トウカイライフの22

 今回のセールでは新種牡馬産駒の人気の高さが際立った。最高額は2700万円で落札されたトウカイライフの22(牡)。父ナダルは期待の新種牡馬で、兄にレーベンスティール(23年セントライト記念)がいる血統馬だ。また、牝馬の最高額も同じく新種牡馬ミスターメロディ産駒のルミノハレブタイの22の1950万円となった。

アドマイヤラックの22
アドマイヤラックの22

 ほかに史上最強とも言われたフランケルの全弟ノーブルミッション産駒も注目度大。7頭が上場され、5頭が1000万円を超えた。1450万円で落札されたアドマイヤラックの22(牝)は前日の調教供覧で11・9→10・8秒の一番時計をマーク。落札した米山晴敏オーナーは「タイムがよかったのが決め手。まずはデビューして息長く活躍してもらえれば」と期待を込めた。

ハートフルデイズの22
ハートフルデイズの22

 ルヴァンスレーヴ産駒のハートフルデイズの22(牡)は全体で2番目となる2400万円。「動きもよかったし、血統もいいですからね。まずはトレセンに入厩させて様子を見て、仕上がれば早めデビューも」と管理予定の和田雄調教師は見通しを語った。(価格はすべて税抜き)

著者:東スポ競馬編集部